アスファルト試験Asphalt inspection
路床・路盤の設計上必要な物理的性質や変形強度特性の評価、管理試験(アスファルトプラントの検査、アスファルト混合物の室内配合設計、現場試験練り)や性状試験(アスファルトプラントで使用される再生骨材、再生アスファルト、再生混合物)を行います。
CBR貫入試験
舗装の構造設計に必要な路床・路盤の適否を判断するための指標であり、CBR値を求める試験。CBR試験には、路床を対象に行う「設計CBR試験」と路盤材料を対象に行う「修正CBR試験」の2種類があります。
アスファルト回収試験
アスファルト混合物から溶剤を用いてアスファルトを抽出し、さらにそのアスファルト溶液から溶剤を除去し、性状を変化させずにアスファルトを回収する方法。主に再生アスファルト混合物や再生骨材の配合設計や品質管理を目的に実施されます。
圧裂試験
加熱アスファルト混合物の圧裂強度を測定する試験。加熱アスファルト混合物の耐流動性やひび割れ性状の把握を目的に実施されます。
針入度試験
アスファルトの硬さを調べる試験。所定の容器に入ったアスファルトが25℃のときの、標準針の貫入量を1/10mmの単位で表し、硬いアスファルトほど針入度は小さく、柔らかいアスファルトほど針入度は大きくなる。
伸度試験
アスファルトの延性を調べる試験。ダンベル状に成型したアスファルトを一定温度の水中で、一定の引張速度(5cm/min)で引っ張ったとき、試料が切断するまでに伸びた量(cm)で表されます。アスファルトの凝集性やたわみ性、ひび割れ抵抗性の指標として用いられます。
ホイールトラッキング試験
加熱アスファルト混合物の耐流動性を評価する試験であり、動的安定度を導き出すものです。耐流動対策が必要とされる重交通道路に使用するアスファルト混合物に対して、配合設計および品質管理を目的として実施されます。
低温カンタブロ試験
アスファルト混合物の骨材飛散抵抗性を評価するために行われる試験。低温カンタブロ損失率が低いほど耐久性が高いと考えられる。
加圧透水試験
アスファルト混合物の防水性などを評価するため、加圧した水によりアスファルト混合物の透水量を測定し、透水係数を求める。